寿考教室第3講~人権学習会『心のスロープ』~

    2022-09-21

     9月14日(水)に寿考教室第3講として、講師に社会福祉法人すぎのこ村Beeすけっとの

    石松聡美先生をお招きして、人権学習会を開催しました。

     はじめに先生から、どのような思いや経緯で、すぎのこ村を立ち上げたのか、また

    立ち上げるまでに観光祭のパレードに参加したことなど、たくさんの経験を交えながら

    詳しく説明していただきました。

       

     その後は、身体障がい者の方が使っている文字盤を使って、自分の意見を

    横に座っている方に伝えてみたり、点字が打たれている商品の説明、目の見えない方が

    使う白杖の説明などを受けました。

     白杖を上に向けて立っているときは、『助けてください』というメッセージなので、

    『どうかしましたか?』『何かお困りですか?』などと、小さめの声で優しく話しかけて

    欲しいですとのことでした。

     他にもふりかけのゆかりには点字が打ってあったり、シャンプーリンスがわかるように

    シャンプーにはギザギザがついていたりと、自分たちの身の周りにはたくさんの

    工夫がされているのがよくわかりました。また電気ポットのコードは以前は金の差込口が

    ありましたが、歩いている人がコードにひっかかり、ポットのお湯がかかり

    やけどをする方がいたので、コードに引っかかってもすぐに外れるようなコードが

    開発されたとのことでした。

       

       

       

     障がい者の方たちのことを考え作られた商品が、みんなにとっても優しい商品に

    なっていることが多いです。と教えていただきました。

     ありがとうの一言を伝えるのに何分もかかる方もいらっしゃいます。

    私たちは今普通に生活できていますが、いつ自分が病気や事故で障がいを

    持つことになるかわかりません。みなさんに、今日伝えたことを一人でも多くの人に

    伝えていただき、健常者も障がい者もみんなが過ごしやすい社会にしていきましょう。

    とおっしゃっていました。
     
     石松先生ありがとうございました。

     

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