民謡「朝草切り唄」*川村千恵子さん取材【5月21日】

    2019-06-13

    民謡『朝草切り唄』をご存知でしょうか?
    かつて上津江村で唄い継がれてきた民謡です。
    『様は来る来る 栗毛の馬で わたしゃ わたしゃ あおあお 青の駒 ア ホイホイ・・・』
    と続いていきます。

    「昔、早朝に牛馬の飼い葉を刈る「朝草切り」は青年の仕事だった。
    高原には馬に跨った朝草切りのグループが何十組もあり、男女の出会いもあった。
    男たちは、暗いうちから高原に出かけ、娘たちの為にせっせと草を刈り集め、プレゼントしていた。
    しかし、恋はなかなかかなわない・・・」
    そんな切ない恋の歌なのだそうですよ。

    一度は廃れかけた「朝草切り唄」ですが、梶原馬彦さんという方が市内の民謡大会で唄ったことで話題となりました。その後、梶原さんが民謡グループに教えるなどして世に広め、県内で広く唄われるようになったそうです。


    今回、取材を受けた川村千恵子さんも、梶原さんに指導を受けた一人。全国大会で優勝経験もある川村さんは、全国の舞台で「朝草切り唄」を唄うことが夢だったそうで、それが叶った時は感動で涙が止まらなかったそうです。


    取材をしたのは「歌う おおいた」(NPO法人)の方々。歌手として音楽活動をしている松田美緒さんのコンサート「歌うおおいた祭典」に先駆けて、当日会場で流す映像を撮影に来たそうです。


    上津江振興局の2階渡り廊下で取材を行ったのですが、話の後に、その場で朝草切り唄を熱唱。川村さんが主旋律を唄い、松田さんが即興でハモります。 すぐ傍で聴いていると、その迫力に圧倒されました。「スゴイ!」感動です!


    「歌うおおいた祭典」は、9月21日(土)14:00から、ホルトホール大分で開催され、松田美緒さんと大分の歌名人が出演。川村さんも出演する予定になっています!

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