てるおか女性セミナー 第3講 “日田下駄”は光岡地区でできている!

    2019-08-29

    てるおか女性セミナーの第3講(8/22 木)は、日田市立博物館で開催されている「はきものの歴史と日田下駄展」と、日田下駄を支える光岡地区の工場を見学に行きました。

    “日田下駄”ブランドの下駄は、日田の木材と使い、日田の工場で加工・製品化される下駄とされますが、その工場は主に光岡地区にあるとのこと。光岡地区住民の皆さんにはぜひ、知ってもらいたいと思い企画したものです。

    まずは、博物館で特別展を見学。博物館職員の説明を聞き、日本の履物の歴史と、日田市における下駄製造の発展などを貴重な資料などを見ながら学習しました。

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    続いて、下駄の材料であるスギやヒノキから、下駄枕という下駄の基礎となる材料をつくっている清岸寺町にある猪熊製材所を見学。日田市内で建材用の木材が切り出されるとき、下駄に使う根株の部分を切り出して下駄の原材料としているとのこと。工場にはたくさんの大きな材木が保管されていました。
    工場では機械は動いていませんでしたが、下駄枕の加工工程などを聞きました。
    現在、日田材にこだわって下駄枕を製造しているのは猪熊製材所だけということ。まさに日田下駄を下支えしている工場です。

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    続いて見学したのは、吹上町のうらつか工房。こちらでは、猪熊製材所の下駄枕をさらに加工し、製品化の前の状態、木地をつくる工場です。
    こちらでは、実際に機械を使っていただき、木地をつくる工程を見学させていただきました。

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    最後は、光岡地区から少し外れますが、小迫町の新和産業を見学。うらつか工房でつくられた木地を使い、下駄の製品化をされている工場です。
    工場に到着すると社長がバーナーで木地に焦げ目を入れる作業を行っていました。それから順を追って下駄づくりの工程を説明していただきました。特に感動したのは、鼻緒を着ける職人さんの技! 細かい作業をテキパキとこなす姿に受講生の皆さんも見入っていました!社長曰く、鼻緒をつけるのは日田でNO1、と太鼓判を押していました!

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    今回、博物館をはじめ、いろんな工場を見学し、分業化された日田下駄づくりを始めて見学することができました。
    日田の産業を支えている工場が光岡にある! これは自慢しましょう!
    とっても良い学習となりました!!

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