食育講座「発酵食品を効果的に取り入れよう」~寿考教室

    2016-02-24

    2月24日(水)、咸宜公民館寿考教室第8講を開催し、42名の受講生が聴講しました。

    テーマは食育で、福岡市在住の料理研究家、宮成なみさんを講師に迎え「発酵食品を効果的に取り入れよう」と題し、講演を行いました。

     

     

    宮成なみさんは、現代の医学では治すことのできない難病「結節性多発周囲炎」を持って生まれ、16歳で発症。

    5年以内に8割が亡くなる病気で、医者に社会復帰は断念を告げられました。同時に「唯一病気の進行を遅らせる方法が食事療法」という言葉に希望を託し、7年半に及ぶ闘病生活の末、不可能だと言われた社会復帰を果たしました。

     

     

     

    「今、食べたものは命で、命が私の命になって、私の未来を作るんだ」と、ごはんの可能性と素晴らしさに感動し、料理研究家になりました。

    現在は1週間に3回、1回に6時間の透析を受けながら、講演・講座や、テレビ・ラジオなどのメディア出演、レシピ作成ほか料理研究家として活躍されています。

    本日も、透析の日程を調整して日田に来てくださいました。

    宮成さんのおばあ様が教えてくれたこと「お金か、手間か、時間か、知恵か、どれかひとつにかけると美味しいごはんは作れるとばい。そして、お金がなくても美味しい料理は作れるように、病気で体力がなくても幸せな人生は作れるとばい。」

     

     

    今、「健康食品、塩こうじや、フルーツ酵素とかいろいろなものが流行っていますが、自分の生活に根付いて、日本人に合う、頑張らずに無理なく知恵をかけて続けられる食事をすればよい。」

    「昔から『おみそ汁』のことを『おみおつけ』といいますが、漢字で『御御御』と書きます。三つの御恵みが入っているから。

    『海のめぐみ』ミネラル『山のめぐみ』ビタミン『大地のめぐみ』発酵食品」

    講座では、マグカップがあればできるおみそ汁「マグみそ」を紹介していただき、参加者全員で作って試食しました。

     

     

    最後に宮成さんの言葉

    「幸せは冷蔵庫のようなもの。料理上手は冷蔵庫にあるものでぱぱっと美味しい料理を作ります。食材がないから作れないと言っていては、いつまでたっても美味しい料理はできない。幸せも同じ。あれがない、これがないと言っていてはいつまでも幸せにはなれない、今あるもので幸せを感じてください。」

    宮成さんの前向きに生きるエネルギーを貰った講座でした。

     

     

     

     

     

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