光岡ヒカリっ子塾 障がい者理解学習と車いす体験

    2019-01-29

    1月19日(土)の光岡ヒカリっ子塾は、障がい者理解学習と車いす体験を行いました。

    指導していただいたのは、日田市障がい者相談支援事業所BEEすけっとの石松聡美さん。
    そして、脳性まひの障がいがある伊藤弘美さんにもお越しいただきました。

    この日の活動は、石松さんと伊藤さんが公民館に着いたときから始まりです。

    自動車から、電動車いすに座る伊藤さんをリフトで降ろし、体験用の車いすの準備を手伝います。

    児童の皆さんには、事前に伊藤さんのことは教えていなかったので、少し緊張気味に…。
    でも、すぐに率先してお手伝いをしてくれました。こういうところ、光岡っ子はすごいな!と思います。

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    学習活動では、車いす体験に際し、まずは石松さんより車いすの基本的な操作と注意事項を説明。理解したところで、4グループに分かれ、近所のコンビニエンスストアまで、伊藤さんのお買い物体験をします。

    公民館前の道路は交通量も多く、歩道も狭いことから、車いすでの移動はかなり注意が必要です。
    コンビニまでの間、歩道にいくつもある傾斜に車輪がとられ、危うく車道に出てしまいそうにもなりました…。
    普段、何気なく歩いている歩道も車いすを利用する方には危険がいっぱいです…。

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    コンビニに入っての買い物体験。残念ながら車いすでは届かない商品も多く、買い物にも一苦労でした…。

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    車いす体験後、伊藤さんから、生い立ちや現在の生活の様子などお話しがありました。
    伊藤さんは生まれたときに自分で呼吸ができず、脳に障がいを持つことになったとのこと。言葉が思うように出ないこともありますが、一生懸命お話する姿に、児童の皆さんも真剣に耳を傾けていました。その姿はとても印象的でしたし、伊藤さんのお話は皆さんの心に響いたことと思います。

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    石松さんからは、日田市内にも多くの障がい者の方がおられること。そして障がい者の方が困っている場面に遭遇したときは勇気を持って話しかけてあげてください、とのお願いがありました。
    知らない人に声をかけることは大人でも勇気の要ることですが、今日のお話しを聞いた皆さんはきっと勇気を出して、困った方のお手伝いをしてくれることと思います!

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