故郷の文化財『国重文 旧矢羽田家住宅』を学ぶ*いきいき大学【9月21日】

    2017-09-25

    9月21日(木)の大山いきいき大学(高齢者学習)は、前館長の江田通徳先生を講師にお招きし、国指定の重要文化財「旧矢羽田家住宅」を学習しました。

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    旧矢羽田家住宅の建築年代は、18世紀前半ごろと推定されています。元々、東大山小五馬に建てられていましたが、昭和57年6月11日に国重要文化財の指定を受け、現在の位置に移築されました。公民館のすぐ近くで、大山小中一貫校のお隣。目と鼻の先にあるのですが、近いとかえって注意して見ないもの。
    今回は、あらためてその「地域の宝」に注目です。

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    まずは公民館で講義。予備知識を入れておきます。
    旧矢羽田家住宅は、全国的にも珍しいコの字型のくど造り。とても機能的な造りをしているのだそうです。

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    いざ、現地へ。この日は降らず照らず吹かず…まさに見学日和です♬ 住宅に入ると広い土間にかまどや流しがあり、から臼や水がめが置いてあります。梯子がかかった天井裏には「つし」と呼ばれる物置きも見えますね♪

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    靴を脱いでムシロ敷きの間から上がり、奥の畳敷きの部屋へ。囲炉裏や行灯(あんどん)も見えますね。くど造りの3つの屋根裏に、それぞれ違いが見られるのも面白いところ。降る雨を集める瓦で出来た樋が中から見えるのですが、これは旧矢羽田家住宅の大きな特徴の一つです。湯あみの場所や便所なども大変機能的!昔の人の知恵が詰まった家ですね。
    江田先生から細かい部分を詳しく分かりやすく説明を聴くことができ、大変勉強になりました。

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    この日は大山町の地域おこし協力隊・上戸木綿子さんも特別参加♬江田先生もいっしょに記念撮影です。

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    公民館にもどって恒例の”お茶タイム„です「昔の家はああだったね」「なつかしいねぇ」昔の記憶を重ね合わせながら、この日のお茶タイムは特に盛り上がりました。
    国の宝!地域の宝である「旧矢羽田家住宅」!
    これからも大切にしていきたいですね!!

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