幸齢者教室 開講!

    2018-06-22

    6月21日(木)幸齢者教室が開催されました。

     

    今年第一回目の活動は、佐伯市よりテレビのキャスター、ラジオのパーソナリティー、

    本社エッセイの執筆など多方面で活躍をされている、県南落語組合の宮脇邦夫先生にお越し

    いただき、落語を鑑賞しました。

     

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    「昭和という時代を考えてみよう」

    蛇口をひねれば水だけでなく、お湯まで出て、風呂はボタン一つでわく。

    今はそれが日常である。

    井戸から手押しポンプで水を汲み、汗をかきながら何度も往復して風呂の水をため、薪をくべて火の面倒をちゃんと見て風呂をたく、かつてはそういう風景があった。

    昭和中期から日本人の生活は大きく変化した。昔がすべて良かったというわけではないが、便利になったことで失われたものもあるのではないだろうか?

    お湯を沸かす作業の大変さを知っていたが故の、お湯や水を大切にする心。風呂を沸かす際に、ポンプを使ったり火をくべたりしているときに、親子で交わされていたであろう会話。

    便利になり生活が豊かになることは決して悪い事ではない。しかし、かつての生活にあったが、便利になったことで失われてしまったものについて、我々は今一度考える必要があるのではないだろうか?

     

    文章に起こしてみるとかなり硬い内容のように見えますが、先生の体験された面白いエピソードや、

    ステキな歌も随所にあり、終始笑いの絶えない楽しい時間でした。

    鑑賞された方からも、「今日は来てよかった」、「とても楽しく、良い勉強になった」と大変嬉しいお言葉を頂きました。

    宮明先生、素敵な講演をありがとうございました!

     

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