成人セミナー第1講『お茶の淹れ方教室』

    2018-06-21

     6月13日(水)に成人セミナー第1講を開催しました。
     今年度はたくさんの方に参加していただき、32名で活動していきます。
     
     『お茶の淹れ方教室』の講師の先生は日本茶インストラクターの竹中昌子先生です。
     普段は福岡県の岩田屋さんや阪急さんで講座を、また小中学校の『食育』の授業の
    一環として日本茶の『茶育』授業なども行っているそうです。
     先生は講座開始の2時間前には公民館にいらして下さり、準備をしていただきました。
     
       

       

     はじめに、日本茶の種類をうま味・渋み・焙煎香・若葉香のブロックに分け説明して下さいました。
     煎茶、かぶせ茶、玉露などは葉の育て方が違い、お茶の葉に日光を当てないように
    黒いシートを被せて、その期間の長さでうまみも変わって、種類が変わってくるそうです。
     また、季節によって味が違うので、やはり新茶のおいしい時期に買うのが良いようです。
     お茶は軟水でいれるのがおいしいのですが、日本の水は基本的に軟水なので、
    外国の水を使用する際は、軟水か硬水か確認された方が良いとのことでした。
     また、冷茶の方がうま味が多く出るようで、葉っぱが開ききるように
    6時間ぐらいおいて飲むのがよりおいしいそうです。

       

       

     冷茶を飲んだ後は、実際にお茶を入れていきました。
     お湯の温度は70~80度ぐらいが良いようで、急須にお湯を直接入れるのではなく、
    一度湯呑に白湯を入れて、湯呑から出る湯気がまっすぐから、ゆらゆら横に揺れだした
    ぐらいがちょうどよい温度になるので、そうなったら急須にそのお湯を入れます。
    そして、急須を回したりせず、お茶の葉が自然と開ききるまで約1分間待ってから、
    最後の一滴まで順番に湯呑に注ぐのが一番おいしいそうです。
     また、何度か入れたお茶の味が薄くなったときは、玄米だけが売っているので
    急須に玄米を足してあげるとまた風味がでて、違う味が楽しめます。

       

       

     用意して下さったお茶菓子もたいへんおいしく、公民館の中に
    お茶の良い香りがずっと漂っていました。
     最後に、飲んだ急須の中にあるお茶の葉に、はちみつをかけてクラッカーにのせたり、
    また、めんつゆやかつおぶし・ごまなどと混ぜて総菜風にして食べたりと
    余すことなくお茶をいただきました。
     毎日飲んでいるお茶ですが、こうやって改めて時間をかけて
    飲むことで、おいしさがよくわかり、奥深いものだと実感しました。
     

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