国際料理教室バス研修
12月3日(火)に国際料理教室参加者のみなさんとバス研修に行きました。
午前中は佐賀の野中蒲鉾店さんでちくわ作りを行いました。
野中蒲鉾店さんのかまぼこの材料はスケソウダラが5割、
レンコ鯛などが2割、エソという南の方の魚が3割使われているそうです。
ちくわの作り方ですが、まな板にのせてある材料を、包丁を使って竹の棒に
巻いていくのですが、先生はすぐにできていましたが、材料が粘りがありみなさん
苦戦していました。そして巻いた方からすぐに焼いていただきました。
また、ところてんをつくるように、細いかまぼこ素麺も作りました。
お昼からは有明漬け本舗高橋商店で粕漬け作りを体験しました。
使う材料は酒粕と水、塩、みりん、グルタミン酸です。まず酒粕を
手を使って柔らかくなるもみました。その後、みりんとグルタミン酸を加え
水を3回ぐらいに分けて混ぜ合わせていきました。
甘味はみりんしかなかったのですが、酒粕の甘みでとてもいい香りがしました。
できた粕漬の素をきゅうりに少し混ぜ手でもみこみました。
1時間ぐらいですぐに味がなじみ、おいしい粕漬けになるそうです。
余った粕漬の素は持ち帰り用の袋に詰めて、封をしてもらいました。
野菜はもちろん、魚や肉につけこんでも、とてもおいしいそうです。
高橋商店の後はみやま市にある清水寺本坊庭園に行きました。
清水寺は天台宗の開祖、伝教大師によって開かれた古刹で、その清水寺の住職が
室町時代にふもとに作った住居の中に作られたのが、本坊庭園です。
本坊庭園は時代とその造りから雪舟が作ったとされています。
紅葉の時期は過ぎていましたが、手前の庭から奥の本山に向けて奥行きのある
景色がとてもきれいで、また、鳥の鳴き声も多く聞こえ、とても風光明媚な景色を
楽しむことができました。
今年度からはじめた事業でしたが、みなさん楽しく参加できましたとの声を
いただきました。来年度も企画予定ですので、みなさんの参加をお待ちしております。
国際料理教室第4講『フランス料理』
11月13日(水)に国際料理教室第4講として
講師にハレ・ローランさんにお越しいただき、
『フランス料理』教室を開催しました。
メニューは
①アッシ・パルモンティエ
②粒マスタード入りドレッシングサラダ
③クレープ
④ホット生フルーツジュース
の4種類です。
はじめにアッシ・パルモンティエから作りました。
アッシ・パルモンティエはフランス全土で食べられる家庭料理の
一つで、学校給食などにも出てくる家庭料理だそうです。
牛ひき肉とみじん切りの玉ねぎ、トマトをスパイスで炒めたものと、
ゆでてつぶしたじゃがいもに生クリームを入れたピューレを層にして耐熱皿にのせ、
最後にとろけるチーズをのせオーブンで焼き上げました。
粒マスタード入りドレッシングは、オリーブオイル、レモン、粒マスタード
ゆずごしょうと生クリームを混ぜ、生野菜と和えました。
ホット生フルーツジュースはグレープフルーツとオレンジを絞り
そこに刻んだ紫蘇を浮かべお湯で割ったジュースです。
そしてフランスと言えば、クレープです。
ハレさんの家庭ではクレープ用のフライパンがたくさんあり、
一度に5個ぐらい使って焼くそうです。
クレープの生地は、小麦粉に大量の卵とラム酒、シードル(リンゴ酒)、アニスという
スパイスが入っているペルノ酒、温めた牛乳にバニラビーンズを入れたものを
生地に混ぜ、フライパンで焼いていきました。
クレープの食べ方も日本とは大きく違い、丸い焼けた生地の真ん中に
砂糖を置いて、手前からくるくる巻いて食べるのだそうです。
フランス料理というと高級な料理が思い浮かびますが、
作った料理はとても簡単な家庭的なものが多く、自分の家でもできるものが
多かったです。また、スパイスを多く使うので、揃えてみるのも
いいのかなと思いました。
最後はみんなでハレさんからフランスのお話などを
聞きながら、おいしくいただきました。
国際料理教室第3講『韓国料理』
10月11日(金)に国際料理教室第3講として『韓国料理』を作りました。
韓国料理の先生は咸宜公民館や朝日公民館で韓国語教室を
開催している藤原良子先生です。
メニューは
①ビビンパ
②牛カルビスープ
③きゅうりの和え物
の3品です。
はじめにそれぞれ使う野菜をドンドン切っていきました。
スープ用の大根はちょっと大きめのささがきのように切り、下茹でした
牛カルビ肉と一緒にスープに加えました。それに豆腐、ネギ、
韓国の楕円形の餅トックを入れたものに、薄口しょうゆとだし、
塩コショウで味を整えました。
ビビンパ用の大根はやや大きめの短冊切りにして、ごま油、薄口しょうゆ、
ごまで炒めました。ほうれん草は下茹でしてから3センチほどに切り、
しっかりと水気を切りました。その時にもう水分が出ませんというぐらい
しっかりと水気を切らないと味がつかないそうです。
豆もやしも下茹でし、ほうれん草と同じ薄口しょうゆとごま、
ごま油で味付けを行いました。牛肉はごま油で炒めて濃い口しょうゆ、
砂糖、だしで甘辛く味付けしました。
それぞれをキムチとご飯に盛り付けて最後に卵をのせて完成です。
お好みでコチュジャンを入れると甘辛くなり、よりおいしくなりました。
きゅうりは太めの斜め切りにして、新ショウガを甘酢に漬けたものと
合えました。
最後はご飯を食べながら、先生が正月とお盆には韓国に帰っていることや
韓国の屋台の話をしました。参加者の方も先生と知り合いの方がいて
にぎやかな料理教室になりました。
国際料理教室第2講『イタリア料理』
9月3日(火)に国際料理教室第2講『イタリア料理』を開催しました。
今回も大山町の田邉亜吏可先生に指導していただきました。
今回のメニューは
①ひよこ豆のパスタ
②牛肉のピザ職人風
③ジャガイモのピューレ
の3つを作りました。
一番初めにじゃがいもはよく洗い皮をつけたまま
ゆで、ゆであがったら潰してバター、牛乳を入れて滑らかに
なるまでよく混ぜました。最後に塩こしょう、パルミジャーノの
すりおろしで味を整えました。
またパスタソースはたまねぎ、ニンジン、セロリをみじん切りにして
弱火でにんにくとたまねぎを弱火でじっくり炒めました。
たまねぎにつやが出てきたら、ニンジン、セロリ、またみじん切りにした
ローズマリーも一緒に炒めました。
その後ひよこ豆とホールトマトをつぶして入れ、塩コショウで味を整えた後、
炒めながら煮ました。最後にパスタに絡めやすくするために、パスタソースの
半分をミキサーにかけて、ゆで上げたパスタと混ぜました。
牛肉のピザ職人風は、牛肉を一口大に切り塩コショウで下味をつけておき
ニンニクとケッパーをみじん切りにしました。
ケッパーは花のつぼみを酢漬けにしたものです。
フライパンにオリーブオイルとにんにくのみじん切りを入れて香りが立ってきたら
トマトの水煮を入れケッパーと砂糖も入れ、沸騰したら牛肉を入れて
煮立たせます。塩で味を整えたらみじん切りにしたパセリを加えて出来上がりです。
イタリア料理はニンニクとオリーブオイルをよく使いますが、そのほかに
ローズマリーやケッパー、パセリなど多くのハーブ類を使うそうです。
今は調味料を多く扱うお店もありますので、そろえてみると料理の幅が
広がると思います。
料理を通じて先生からはイタリアについてのお話などもたくさん聞くことができ
とても勉強になりました。
イタリア料理は今回で終了です。
次回は韓国料理の予定です。どんな料理ができるのか楽しみです。
国際料理教室第1講『イタリア料理』
今年度新規事業の国際料理教室第1講を
7月9日(火)に開催しました。
この事業は、料理を通じて国際理解を図る目的で
開催しており、第1講は14年間イタリアで過ごされてきた
大山町の田邉亜吏可先生にお越しいただきました。
レシピは先生が手書きで作って下さり、
①pasta fredda con pomodorini,avocado,e mozzarella
(ミニトマト、アボカド、モッツァレラの冷たいパスタ)
②Insalata mista
(ミックスサラダ)
③Straccetti di pollo
(鶏肉ときのこのソテー)
の3種類を作っていきました。
パスタは、温かいパスタを作る場合は、少し芯があるアルデンテの状態に
ゆでた方がいいのですが、冷たいパスタの場合は、書かれてあるゆで時間を
守ってしっかりゆでた方が良いそうです。今回はペンネタイプの
ショートパスタで作りました。
ミックスサラダははじめにスライスアーモンドを焦がさないように
ローストしました。このひと手間がとてもサラダのアクセントになって
非常においしかったです。
鶏肉ときのこのソテーは、しめじ、えのき、エリンギを食べやすい
大きさに切り、鍋につぶしたニンニクと塩を一緒に入れ、多めのオリーブオイルを
回しかけ、ふたをして弱火にかけます。時々鍋をゆすりながら焦げないように
炒めるのですが、きのこ類からでる水分がとび、炒め始めた時の
半分ぐらいの量になっていました。また生のパセリのみじん切りを
加えたのですが、全然くせがなく、とてもおいしくできました。
最後は、先生がイタリアにいらっしゃった時の話しを聞きながら
みなさんで食事をしました。ランチョンマットも先生の手作りで、
見た目にもおいしく、大満足でした。
オリーブオイルやニンニクの上手な使い方、塩も岩塩を使ったり、
パスタを茹でるときの水と塩加減など、イタリア料理の基本を学ぶ事が
できました。
次回もどんな料理ができるか楽しみです♪